2025年8月5日に第一三共株式会社 品川研究開発センターでツアーを開催し、35名の中高生女子が参加しました。
「薬の研究開発に関わる技術や研究者の想いを知ってほしい」という目的で、普段は入れない研究室の見学ができる特別プログラムを企画。オフィスツアーや社員との座談会を通じて、たっぷり3時間にわたり、理系分野の仕事の面白さや可能性を体感しました。
プログラム内容📋
1.会社紹介・研究所紹介
第一三共が開発している最新の薬のメカニズムや、患者さんに薬が届くまでのルートなどを解説。また、薬に関わる仕事といっても、研究・開発・データサイエンス・生産・営業など、いろいろな役割があることを紹介しました。
また、研究開発本部の女性部長が、研究所や研究職の仕事内容を説明しました。海外も含めた各拠点での研究内容や、社員のリアルな1週間のスケジュールを紹介。最近では「AI創薬」といってAIと大量のデータを使ってコンピューターで薬の構成を考えることも行っています。薬の開発にかかる時間は9〜17年、成功確率は0.0032%と、長い年月と非常に低い確率の中で日々実験を行っていますが、中高生が薬の仕事に携わる頃にはAIの進化でもっと効率的にできるようになっているかもしれません。普段なかなか聞けない話に、熱心にメモを取る参加者の姿が印象的でした。
2.オフィスツアー
次に、広大な品川研究開発センター内の研究室や執務スペースを見学するオフィスツアーを実施しました。研究室では、効率的に実験を行うための工夫について話を聞いたり、遠隔操作で早くたくさんの種類の薬の合成を行う「自動合成装置」の見学をしました。
そのほか、貴重な資料が展示されている歴史研究室や、フリーアドレスの執務スペース、社員同士の交流促進の仕掛けがあるカフェ、社員専用の保育所など、充実して働ける工夫が沢山つまった施設を回りました。

参加者のみなさんも各エリアを興味深く見学していました。
3.女性社員(学生)との座談会
最後は女性社員との座談会を行いました。研究職と、開発職を経験してスタッフ職となった3名の社員の話をそれぞれ聞きました。「研究者になりたいと思ったのはいつですか?」「なぜこの会社に入ろうと思ったんですか?」「薬学部ってどんな勉強をするんですか?」など、積極的に質問が出て、時間が過ぎても盛り上がっている場面が多く見られました。
女性社員たちからは、「数学が苦手でも、得意な友達と一緒に過ごすことで好きになった」、「インフルエンザの薬の効き目に感動して研究をしてみたいと思った」など、自身の経験をもとに丁寧に質問に答え、中高生の気持ちに寄り添ってアドバイスをしていました。


参加者の声📣
薬が開発されるまで長い時間がかかっていることを知り驚きました。私達が日常的に使っている薬の背景にたくさんの人の努力があるとわかって、また、実際に研究している姿を見て感動しました。自分も誰かのために貢献できる人になりたいと思いました。
一つの会社について非常に詳しく知ることができて、将来について興味が広がった。とても楽しかった。本当に参加して良かったと思う。
施設が綺麗で説明がわかりやすく、とても勉強になりました。女性も男性も働きやすい職場だと思った。
オフィスツアーはもちろん、働いている方々から直接お話を聞き、沢山質問ができる時間があり、より理系に興味を持ちました。
興味があった薬の開発について知ることができた。研究所の見学もできて実際に見ることができてたくさんのことを学び、楽しかった。
Girls Meet STEMでは、今後も企業や大学等と連携し、中高生女子の将来の選択肢を広げるための活動を続けてまいります。次回の開催もお楽しみに!